2014年8月25日(月)に東京墨田区・本所地域プラザBIG SHIPに於いて行われた
「何を怖れる」の完成披露試写会に参加されたサポータのK.Wさんより、
温かく思いのこもったステキな感想文が届きましたのでご紹介させていただきます。
「何を怖れる」試写会に寄せて
地表に湧いて出てきた地下水は、色も味わいも異なる清流をいくつも作り、険しい山間を縫って流れながら岩を削り、幅を広げ、合流し、一筋の、際立つ“川”を作った。実に壮大な映画。
試写会場の名前はBIGSHIP。
なんて洒落た演出!
メッセージが体の芯まで深く入り込み、細胞の一つ一つにまで達したかと思う頃、さらなる感動が
ふつふつと、じわりじわりと沸き上がってきた。
ひとつになって流れる川を、ミクロの視点で眺めて見れば、個性ある雫の集合体・・・。
そうだ。私は、その流れに自分の意思で合流した雫の一滴。先達が、それぞれの立場で、それぞれのやり方で作り上げてきたフェミニズムという理論とアクションを、自分らしいやり方で生き、次の世代へ渡して行く大きな川の流れの最小単位なのだ。
一粒の水滴に、急にスポットライトが当たったような、思いがけない感じ。
おこがましくて言えなかった。
でも今なら言える、堂々と。私はフェミニストだ!と。
太陽光を映してキラキラと乱反射する川は、さらに雫を集め、水かさを増して大河となり、やがて海になる。この大河が海に流れ着いた時、どんな化学反応がおきるのだろうか?
K.W